初めて沖縄に行ったのは、社員旅行だった。
「南国の海」を期待して飛行機を降りたはずなのに、空は曇っていた。海は、グレーだった。正直、がっかりした。
でもなぜか帰り道、こう思っていた。晴れた日の沖縄の海を、絶対に見たい。
それだけのために、もう一度行った。晴れていた。それだけで、全然違った。ターコイズブルーという言葉の意味を、初めて体で理解した瞬間だった。
目次
素朴だと聞いた島、宮古島に行ってみた
その後、離島の海はもっときれいだという話を聞いた。最初に選んだのは石垣島。確かにきれいだった。でも、もっと素朴な島があると知った。当時「まだ開発されていない、田舎っぽい島」として名前が挙がったのが、宮古島だった。
行ったら、全部ひっくり返された。
海の透明度が、それまで見てきたどこよりも高かった。リゾート感よりも、のんびりした島の空気。観光地なのに観光地じゃないような、素のままの空気感。それがたまらなかった。これは、また来なければいけない場所だ。
12年通い続けても、飽きない理由
それから12年。1年も欠かさず、沖縄に行き続けている。宮古島7回、石垣島3回、沖縄本島6回、久米島2回。
「飽きないの?」とよく聞かれる。飽きない。理由は2つある。
ひとつは、行くたびに必ず新しい発見があること。同じ島でも、季節が違えば海の色が違う。何度行っても「知らなかった」が出てくる島だ。
もうひとつは、波の音を聞きながらぼんやり過ごすことの贅沢さを知ってしまったことだ。何もしない時間。予定のない午後。砂浜に座って、ただ海を見ている。日常では絶対に手に入らない時間が、宮古島にはある。
夜になると、島は真っ暗になる。街灯が少ないから、星が信じられないくらい輝く。天の川が肉眼で見える夜が、本当にある。
宮古島は、心の汚れを落としてくれる場所だ。
仕事や日常に疲れた人に、宮古島を勧めたい。温泉でもなく、高級ホテルでもなく、宮古島。波の音を聞いて、星空を見上げて、ぼんやりしてほしい。それだけで、だいぶ楽になれると思っている。
宮古島のホテル|古き良きから憧れの高級まで
ホテルも、宮古島らしさがある。
私が好きなのは東急ホテルだ。古き良きリゾートという言葉がぴったりで、目の前に広がるのがあの与那覇前浜ビーチだ。派手さはないが、落ち着いていて飽きない。
憧れはシギラミラージュ。一度だけ泊まったことがある。部屋にジャグジーがあり、レストランも別格だった。度肝を抜かれた、というのが正直な感想だ。毎回は行けないが、家族の特別な節目にまた泊まりたいと思っている。
実は一番泊まっているのはトリフィートリゾート宮古島だ。空港から近くアクセスがよく、コスパが高い。何度も訪れるリピーターとして、現実的に一番使いやすいホテルだと思っている。
宮古島のグルメ|老舗は裏切らない
最近、宮古島には着飾った飲食店が増えた。でも私が毎回足を運ぶのは、変わらない老舗だ。
でいりぐちは圧倒的におすすめする。宮古島に行くたびに必ず行く居酒屋で、毎回満足して帰ってくる。「これが宮古島の夜だ」という空気がある。
かわみつ食堂の宮古そばも外せない。変わり種の宮古そばがあって、それがおいしい。観光客向けではなく、地元に根ざした食堂の雰囲気がいい。
喜八の焼肉は、食べるだけじゃない。お肉を注文すると、店員さんがその部位のことやどう食べるとおいしいかを丁寧に教えてくれる。宮古島の人の温かさが、ここには詰まっている。こういう現地の人との関わりが、何度も来たいと思わせる。
雪塩ミュージアムも毎回立ち寄る。楽しいし、雪塩は必ず購入して帰る。今や我が家の塩は沖縄の塩、ほぼ雪塩だ。ミネラルが豊富で風味が違う。料理に使うたびに、宮古島を思い出す。
宮古島のスーパー|地元を感じる買い物も旅の一部
旅行中、スーパーに行くのも楽しみのひとつだ。
サンエイは宮古島の地元スーパーで、島ならではの食材や泡盛が並ぶ。観光地価格でない普通の生活の棚を見ているだけで面白い。
シモジスーパーは下地島にある。あの美しい下地島空港の近くにあるスーパーで、離島ならではの品揃えを見るのが楽しい。
なかゆくい商店のサタパンピンは本当においしい。宮古島のソウルフードのひとつで、一度食べたら忘れられない味だ。
子どもが生まれて、最初に連れていきたいと思ったのも宮古島だった
家族を持って、子どもが生まれたとき、迷わなかった。すぐに宮古島に連れて行った。
教育に関わって22年、自然の中で過ごすことは子どもにとって最大の学びだと本気で思っている。図鑑で見た魚が目の前を泳いでいる。波が砂を動かす仕組みを、肌で感じる。夜空の星の多さに言葉を失う。そういう体験が、子どもの中に何かを確かに残す。
これからも毎年沖縄には行く。宮古島には、少なくとも2年に1回は必ず行くと決めている。最近はリゾート化が進んだが、それも今の宮古島だ。きれいな海は変わらない。それだけで十分だ。
沖縄も受験も、気軽にパパへ
このブログでは、その12年分の本音を書いていく。失敗談も、子連れで気をつけることも、正直に。
もう一つ、私の本業は教育だ。22年間、中学・高校受験の指導をしてきた。受験のことも、ここで話していく。
沖縄も受験も、気軽に。パパへどうぞ。
