宮古島に初めて行く前、ぼくも同じことを調べていた。
「いくらかかるんだろう」と検索して、出てくるのは「おおよそ○万円〜」という曖昧な数字ばかりだった。結局、誰かの実際の話を聞きたかっただけなのに。
だから正直に書く。家族3人、3泊4日、実際にかかった金額を全部。
総額は約25万円だった
航空券、ホテル、レンタカー、食事、アクティビティ、お土産、全部ひっくるめて約25万円。
「高い」と感じる人もいると思う。でも、ぼくは毎回「払ってよかった」と思って帰ってくる。その理由は最後に書く。
いちばん大きいのは航空券
東京から宮古島、往復3人分。これだけで12〜15万円かかる。旅行全体の半分以上を占める。
夏休みに直前で取ると、1人5〜6万円を超えることもある。3人なら15万円を超す。逆に、6か月前の早割で取れば3人合計で10万円を切ることもある。
ぼくが身をもって経験したのは、「早く取るか取らないかで3〜5万円変わる」ということだ。
最初の年、なんとなく後回しにして3か月前に取った。往復3人で14万円だった。翌年、同じ時期に6か月前に取ったら10万円だった。4万円違った。ホテルで1泊分追加できる差だ。旅行の中身は何も変えていない。取るタイミングだけが違う。
それ以来、宮古島に行くと決めた瞬間に航空券を取ることにしている。
ホテルは3泊で6〜8万円
どこに泊まるかで変わるが、ぼくたちが毎回基準にしているのは「ビーチからの距離」だ。
宮古島に来てビーチから離れたホテルに泊まると、朝イチの海に行けない。夕方の海に行けない。子どもが「ちょっと浜に行きたい」と言うたびに車を出さないといけない。
与那覇前浜のすぐそばにある東急ホテルなら、部屋を出て歩いて数分で海に立てる。朝6時に起きてそのまま浜へ行ける。その時間帯の与那覇前浜は、混雑する昼間とはまったく別の場所だ。人がいない。静かだ。あの景色を3泊4日分のホテル代に含めていると思えば、6〜8万円は高くない。
レンタカーは2〜3万円
宮古島はレンタカーがないと厳しい。バスは本数が少なく、タクシーは夏の観光シーズンにほぼ捕まらない。レンタカーがあれば、島全体がどこでも1時間以内に収まる。
3泊4日で2〜3万円。1日あたり5,000〜7,000円程度。チャイルドシートが必要な場合は、レンタカーを予約するタイミングで必ず一緒に申し込むこと。夏の繁忙期は台数が足りなくなる。
食費は安い。これは本当に助かった
宮古島の食事は東京の半額以下でおいしいものが食べられる。
宮古そばは600〜800円。地元の定食屋で食べる海鮮定食は1,000〜1,500円。夜に地元の居酒屋に入って、3人でビールと料理を頼んで5,000〜7,000円。東京でファミレスに行くより安い。
3泊4日の食費は全部で2〜3万円に収まった。ここは予想より全然かからなかった。
アクティビティは1つだけ入れた
宮古島のビーチは無料で入れる場所がほとんどだ。入場料のかかる施設もほとんどない。だからアクティビティに使った金額は、3人で1〜2万円程度だった。
やったのはシュノーケリングツアー。子どもが海の中を初めて見た瞬間の顔は、何万円払っても体験できないものだった。ツアー1本で十分だった。
「高い」と思っていた自分が変わった話
正直に言うと、最初に宮古島行きを検討したとき、「国内旅行にしては高いな」と感じた。
でも今は違う考えを持っている。
宮古島にかかる最大のコストは、航空券と仕事や学校を休む時間だ。この「行くまでのコスト」は、2泊でも3泊でも変わらない。現地での食費やアクティビティに少し上乗せしても、その分だけ島にいられる時間が増える。
子どもが「東洋一の海」を初めて見て言葉を失った瞬間。朝の与那覇前浜を、ふたりでただ歩いた時間。飛行機が海すれすれに降りてきて「本物?」と振り返った子どもの顔。
そういうものは、お金で買えないようで、実はちゃんとお金で行ける場所にある。
