サウナを楽しむ上で一番の目的は「ととのう」ことかもしれません。
何とも言えない浮揚感、全身の力が抜けてリラックスしたような感覚、気持ちがいいです。
ととのうために必要なのは実はサウナでの時間ではなく、水風呂。
水風呂なくしてサウナでととのうことはほぼありません。水風呂あってのサウナです。
そういう私も1年以上水風呂に入れずにサウナで汗を流すということが続きました。
「水風呂の何が気持ちいいの?」
「あんなに冷たいところになぜ入っていられるの!」
「冷たいからこちらに水しぶきを飛ばさないでよ!」
こんな風に思っていました。サウナで汗を流すだけでも十分気持ちいいと思っていました。
今となっては水風呂がないサウナなどありえないと180度方針転換。ごめんなさい…。
目次
サウナの後 水風呂に入った初めての日
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1年以上サウナで水風呂を避けてきたにもかかわらずなぜ水風呂に入ったのか。
それは単純に「熱いサウナで、汗だくになり、ホッカホカになった」から。
その日はいつも以上にサウナで気持ちよく汗をかくことができ、15分以上入っていました。
本来であれば身体には良くないのかもしれませんが、その日はコンディションがよくつい。
結果として身体の芯から熱くなり、試しに水風呂の水を足元にかけてみました。
これが気持ちよかった。
じゃあ、次は太もも、お腹とかけていくと意外と大丈夫。
桶に入れた水を肩から掛ける勇気は最初、なかったので手ですくってかけてみました。
意を決して、残りの水を肩から掛けて、ゆっくりと水風呂にチャレンジしました。
最初は冷たくて騙された…と思いつつも30秒我慢すると変わると聞いていたので数を数え。
確かに冷たかった身体が膜にまとわれたように冷たくなくなりました。不思議。
むしろ気持ちが良くなり、寒くない。いや、気持ちがいい。
ゆっくり60を数えて水風呂を出ました。水滴をふき取りながら外へ。
きちんと体が熱くなり温まっていると水風呂が気持ちがいい。その日が初体験。
その後、外気浴で椅子に座ると感じたことがない、浮遊感・リラックス状態になりました。
これが「ととのう」との初めての体験でした。そこからもう病みつきになりました…。
サウナでととのうためには水風呂は必須の理由
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実体験や書籍、様々な方が言われているようにサウナにおいて水風呂は必須。
そしてととのう体験をしたいのであれば水風呂が実は一番重要。
ここはサウナをより一層楽しむためには欠かせない重要ポイントになります。
「それはわかった、でも冷たくて入れない!」
「いきなり熱いところから冷たいところに入って危険はないの?」
「少しでも冷たさを解消する方法はないの?」
それでは実体験をもとに水風呂の入り方をご紹介します。
水風呂に入れない方、必見。水風呂に入ってもととのわない方も必見です。
サウナの後の水風呂の正しい入り方
なるべく刺激を少なく、水風呂が苦手な方でも入りやすい方法を紹介します。
一つずつ出来そうなものから試してみてください。ただし、無理は禁物。できる範囲で。
以下の5つがポイントです。上から順番に進めていくとより一層よいです。
できていることがあれば飛ばしてもらって構いません。水風呂の恐怖をなくしましょう。
①サウナ室内で十分に身体を温める
最も基本的なことになります。実はきちんとサウナで身体が温まり切っていないかも。
サウナ室内でのポイントとして
上段よりも中段くらいで十分に汗をかく。
熱さを感じるのは頭皮頭髪、耳、口元。ここを守るだけでも体感温度が変わる。
座る姿勢は胡坐がおススメ。実は足が温まり切っていない。
熱すぎる空間で短時間で出てしまうよりも、じっくりと身体の奥から汗をかくこと。
また、体感温度を上げてしまっている原因を排除するといつもより少し長く入れます。
その際にサウナハットやタオルで口を覆うことがおススメ。試してみてください。
②サウナ室を出てから水風呂に入るまでは無駄のないように
サウナで十分に温まった身体を冷やす前に水風呂に入ることが大切。
これは水風呂内での温かさを感じるためにも、その後のととのいのためにも大切。
「温冷交代浴」と言ってこれがサウナの大きな効果の一つ。
急に熱い環境から冷たい環境へと大きな変化が自律神経を整えます。
また免疫力アップにつながります。速やかに危険のない範囲で移動しましょう。
その為にもサウナ室から水風呂、外気浴の動線を確認しておきましょう。
ただし、くれぐれも走らない。サウナの後は特に危ないですよ!
③サウナ室を出たらかけ水ではなくかけ湯がおススメ
初めのうちはかけ水ではなくかけ湯がおススメ。私はいまだにかけ湯にしています。
もしかしたらかけ水の方が気持ちいいのかもしれませんが、やはりあの冷たさは無理…。
かけ湯できちんと汗を流して少し体を整えてあげることでリラックスできます。
ミス風呂に入るマナーとしても必ず汗を流してから入るようにしましょう。
④水風呂には息を吐きながらゆっくり入り、水中では動かない
水風呂に入るときには意を決して息を止めていませんか?
息を止めることで緊張状態を作ってしまい、冷たさが倍増します。
水風呂に入るときには息をゆっくり吐きながら、ゆっくりゆっくり水風呂に入りましょう。
水風呂に入ったら極力動かないこと。ゆっくりと目を瞑って30秒数えてください。
特にまだ慣れない、苦手な方は手を出しましょう。冷たさが大きく軽減されます。
⑤冷たいからすぐ出るは逆効果
確かに水風呂は冷たい。その冷たいと思っているまま、出てしまうと余計に寒くなります。
水風呂での失敗の多くはここ。サウナ同様に時間が足りていません。
そうするとただ寒いだけ、冷たいだけになってしまいます。
一度はいったら騙されたと思って60を数える。自然と身体が温かく感じます。
この5つを行ってもらえれば水風呂は苦手ではなくなります。
ただし、3回くらいはチャレンジしてください。
1回で諦めたらこれからのサウナ生活で後悔しますよ!
できれば春先から夏にかけて、身体が温まっている時期、気温の高い時期に。
冬のサウナは寒いので身体が冷えがち。初めて試すのであれば季節にも気を付けて!
サウナの後の水風呂でサウナは変わる
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サウナ室内で汗をかいて、シャワーで流し、少し休憩する。
これだけでも十分気持ちがいいですよね。すっきりしますよね。わかります。
何度もいうように私も1年以上この状況で満足していました。
いや、むしろ岩盤浴の方が好きでした。岩盤浴にある身体を冷やす部屋は好きでした。
暑い夏の日、そして何となく知っていた水風呂の入り方を試していなかったら…
間違いなくサウナを辞めていたと思います。それが今が生活の一部になりました。
ぜひこの感覚を、ととのうことを感じてもらいたい。だからこそ試してください。
サウナそのものの考え方、価値観が変わります。
そしてそれが仕事においての集中力、頑張ったらサウナがあると前向きになりました。
何も考えずにととのっている瞬間は最高です。
サウナ室で汗をかきながら、本当に必要なことだけを考える時間。
なぜか不思議とサウナにいるとき、ととのっているときはポジティブな気持ちになれます。
それが生活にも仕事にもいい影響を及ぼしていることは間違いありません。
まとめ
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今回はサウナの後の水風呂が苦手な方に水風呂の入り方についてご紹介しました。
実体験をもとに水風呂を正しく入ってもらうことでサウナを充実させてもらいたい。
この思いでお伝えしました。水風呂に入れるようになることでサウナが変わります。
サウナ後の水風呂の正しい入り方
・サウナ室内で十分身体を温める
・サウナ室を出てから水風呂に入るまでは無駄のないように
・サウナ室を出たらかけ水ではなくかけ湯がおススメ
・水風呂には息を吐きながらゆっくり入り、水中では動かない
・冷たいからすぐ出るは逆効果
いや、それが本当のサウナの楽しみ方なのかもしれません。
いきなり入れるようになることもありますが、冷たい・寒いという気持ちがありますね。
無理をせずに1つずつチャレンジしてみてください。間違いなく水風呂に入れます。
水風呂に入り、一層サウナにハマること間違いなしです。