「子連れで宮古島は大丈夫?」と聞かれることがある。
大丈夫かどうかより、実際に起きたことを話したほうが伝わる気がする。
初めて子どもを連れて行った日のこと
与那覇前浜ビーチに着いた瞬間、子どもが泣いた。
広すぎたのだと思う。7kmの白い砂浜と、どこまでも続くエメラルドグリーンの海。大人でも圧倒される景色を、子どもは処理しきれなかったのかもしれない。
ただ、しばらくすると慣れてきた。気づいたら砂遊びを始めていた。きれいな白い砂、波の音、穏やかな時間。あの静かな砂遊びの時間が、今でも頭に残っている。
「連れてきてよかった」と思ったのは、泣き止んだ後だった。
子どもが変わる
普段、うちの子はゲームや動画を手放さない。食事中も移動中も、画面を見ている。それが当たり前になっていた。
宮古島では、自分から「海行きたい」と言う。
朝起きてすぐ、「今日もビーチ行く?」と聞いてくる。ゲームの話は出ない。画面より、海の方が面白いからだ。そりゃそうだ、と思う。
17ENDで飛行機が海すれすれに降りてきた時、子どもが「本物?」と聞いてきた。本物だ。あんな景色は、画面の中にはない。
何歳から連れて行けるか
正直に言う。乳児期は体への負担を考えると慎重になる必要がある。ただ、幼稚園から小学生であれば、問題なく楽しめる。うちは小学校低学年から連れて行っている。
宮古島のビーチは遠浅が多く、波も穏やか。子どもが安心して入れる海が多い。与那覇前浜や渡口の浜は、特に波が静かで子連れ向きだ。
ホテルにプールがあると、子どもはさらに喜ぶ。海に入って、プールにも入って、また海に戻る。体力が続く限り、ずっと水の中にいる。
子連れで行くなら知っておくこと
チャイルドシートは必ず事前予約する。 夏休みシーズンは台数が限られる。「空きがありません」では困る。レンタカーを予約する時に、必ずセットで入れておく。
日焼け対策は本気でやる。 宮古島の日差しは、本州とは違う。初めて来た時の話をする。日焼け止めも何もせずにツアーに参加して、一日中外にいた。夜になると、やけどのように真っ赤。お風呂はもちろん無理で、シャワーも水でなければ当てられない状態になった。夜に居酒屋(でいりぐち)へ行ったら、席に着く前に店員さんがアロエのローションを持ってきてくれた。そういう気遣いが宮古島のでいりぐちにはある。子どもはさらに皮膚が薄い。日焼け止めを2時間おきに塗り直す、ラッシュガードを着せる、これは絶対に必要だ。
子どもは疲れるのが早い。 海と日差しで、午前中だけでかなり消耗する。昼はしっかり休ませる。無理に詰め込まないほうが、結果的に子どもが機嫌よく動いてくれる。
食事は安くておいしい。 宮古島の食事は東京の半額以下で食べられる。子どもが食べ慣れないものが多い沖縄料理でも、宮古島そばは子どもに人気だ。ホテル近くの定食屋でも十分おいしい。
夏の宮古島で子どもが喜ぶスポット
与那覇前浜ビーチ:最初に連れて行く海として、ここ以外は考えられない。透明度、広さ、砂の白さ。ただ、最近は混雑していて、マリンスポーツの音がうるさい時間帯もある。だからこそ、朝イチがいい。人が少なく、静かで、海と砂浜を独占できる。東急ホテルに泊まると浜がすぐ目の前なので、朝イチで行けるのが強い。
渡口の浜:実は与那覇前浜よりも広く、空いている穴場だ。広大な砂浜と海と空が広がる景色のスケールは、与那覇前浜にも引けを取らない。人が少ない分、子どもが自由に走り回れる。波が穏やかで遠浅なのも同じ。こちらを知っておくと、混雑を避けながら宮古島らしい景色を独占できる。
伊良部大橋ドライブ:子どもが「海の上を走ってる!」と窓に張り付く。全長3,540mの橋の上を走るあの感覚は、大人より子どもの方が純粋に喜ぶ。
17END:飛行機が海すれすれに降りてくる場所。タイミングが合えば、車の中から間近で見られる。子どもにとって、忘れられない体験になる。
早めに予約だけしておいてほしい
夏休みの宮古島は、ホテルが早く埋まる。チャイルドシート付きレンタカーも同じだ。「行こうかな」と思った時点で、まず宿とレンタカーだけ押さえておく。それだけでいい。
子どもが泣いて、砂遊びを始めて、また来たいと言う。その流れを、ぜひ体験してほしい。
