「受験生なのに、家族旅行に行ってもいいんでしょうか?」
教育歴22年のぼくが、保護者面談で何度も受けてきた質問です。そして、ぼく自身が受験生の親として悩んだ質問でもあります。
この記事を読めば、「行っていい家庭」と「やめたほうがいい家庭」の判断基準、行くと決めた場合の時期とルールがわかります。
目次
結論:条件つきで「行っていい」です
先に結論をお伝えします。夏の前半までなら、2〜3泊の家族旅行はプラスに働くことが多いです。
数百人の受験生を見てきて、直前期に失速する子の共通点は「学力不足」より「気力の消耗」でした。夏の家族旅行は、半年走り切るためのガソリンになります。
実際、ぼくの教え子で「夏に旅行に行った子」と「行かなかった子」の合格率に、はっきりした差はありませんでした。差がつくのは旅行の有無ではなく、行き方です。
行っていい家庭の3条件
① 時期を選べる(7月中〜8月上旬)
お盆明け以降は、模試と過去問準備が始まります。旅行に行くなら夏の前半です。9月以降の旅行は、小6・中3にはおすすめしません。
② 期間は2〜3泊まで
1週間空けると、学習リズムを戻すのに同じだけかかります。2〜3泊なら、戻すのは1日で済みます。
③ 子ども自身が「行きたい」と言っている
親の罪悪感の解消のための旅行は、子どもの負担になります。逆に、子どもが行きたがっているのに「受験だから」と全部我慢させると、秋にガス欠を起こします。
わが家のルール:勉強道具は「1教科だけ」持っていく
わが家は受験の年も沖縄に行きました。そのときのルールはひとつだけ。「朝1時間、計算と漢字だけやる。あとは全力で遊ぶ」です。
旅先に全教科を持っていく家庭がありますが、まず消化できません。荷物になって、親子ともに罪悪感だけが残ります。「毎日続いている習慣」だけを持っていくのが正解です。
朝1時間だけ机に向かった後、子どもは海で泳ぎ、夜はぐっすり寝る。帰ってきた後、むしろ勉強への集中力は上がっていました。
「旅行なし」を選ぶ場合の注意点
もちろん「今年は行かない」という選択も立派です。ただしその場合は、日帰りでいいので「勉強を忘れる日」を月1回作ってください。
受験は長距離走です。給水なしで走り切れる子は、ほとんどいません。
まとめ:今日できる最初の一歩
・夏前半・2〜3泊・本人が乗り気なら、旅行はプラス
・勉強道具は「毎日の習慣」だけ持っていく
・行かないなら、月1回の「オフの日」を必ず作る
今日できる最初の一歩は、カレンダーを見て「行けるとしたらこの週末」を家族で話すことです。行く・行かないより先に、話し合うこと自体に価値があります。
ちなみにわが家の行き先は、いつも宮古島でした。子連れ宮古島のノウハウはこちらのカテゴリにまとめています。受験も沖縄も、気軽にパパへどうぞ。