「過去問って、いつから始めればいいんですか?」
教育歴22年、この質問を受けなかった年はありません。そして毎年、始めるのが早すぎる家庭と、遅すぎる家庭の両方を見てきました。
この記事を読めば、過去問を始めるベストな時期・やる年数・第一志望と併願校の配分がわかります。中学受験を中心に、高校受験にも触れます。
目次
結論:本格開始は「小6の9月」からです
先にお答えします。第一志望の過去問を本格的に解き始めるのは、小6の9月〜10月。これより早くても遅くても、効果が落ちます。
早すぎると、まだ習っていない単元が出て点数にならず、自信だけを失います。夏前に解かせて「うちの子は無理かも」と親子で落ち込む。この失敗を、ぼくは何十回も見てきました。
遅すぎると、出題傾向に合わせた対策の時間が足りなくなります。11月開始では、直しのサイクルが回りきりません。
やる年数の目安
第一志望:5〜10年分
最低5年、できれば10年。大事なのは「解いた年数」ではなく「直した回数」です。1年分を3回直した子は、10年分を1回ずつ解いた子より強いです。
併願校:2〜3年分
併願校は傾向をつかむのが目的なので、2〜3年で十分です。全校を10年分やろうとすると、第一志望の時間が削られます。
高校受験の場合
公立志望なら、中3の11月頃からで間に合います。都道府県の共通問題は傾向が安定しているためです。私立難関を狙う場合は、中学受験と同じく9月開始をおすすめします。
夏の今、やるべきは「過去問」ではありません
この記事を夏に読んでいる方へ。今やるべきは過去問ではなく、基礎の穴埋めです。
過去問は「仕上げの道具」です。土台に穴があるまま過去問に入ると、点数が乱高下して、何を直せばいいのか見えなくなります。夏の過ごし方はこちらの記事に書きました。
過去問のやり方で差がつく3つのルール
① 必ず時間を計って本番と同じ順番で
時間無制限で解いた過去問は、力を測れません。キッチンタイマーでいいので、必ず本番時間で解いてください。
② 採点は親、直しは子ども
採点まで子どもに任せると、甘くなります。逆に直しを親が説明しすぎると、力になりません。役割分担がいちばんうまくいきます。
③ 「直しノート」を1冊作る
間違えた問題を貼って、なぜ間違えたかを一言書く。入試当日、会場に持っていく1冊がこれになります。ぼくの教え子たちの合格のお守りでした。
まとめ:今日できる最初の一歩
・第一志望の過去問は小6の9月から、5〜10年分
・併願校は2〜3年分でいい
・夏は過去問より基礎の穴埋め
・時間を計る、採点は親、直しノートを作る
今日できる最初の一歩は、第一志望の過去問を1冊、手元に用意しておくことです。書店やネットで手に入るうちに確保しておくと、9月にすっと始められます。人気校は秋に品切れることがありますから。
過去問の進め方で迷ったら、いつでも聞いてください。受験も沖縄も、気軽にパパへどうぞ。